笑顔が素敵な篠﨑カノ子さん。
伊予市で代々続く農家です。
作られる作物は実に様々。今の時期は里芋、レタス、じゃがいも、タマネギに緋蕪など。減反などで空いた田んぼで、多くの作物を作っています。
いよっこら向けに季節に合った多品種の作物を効率よく作られており、一年を通じて出荷できるよう努力されています。
「特別なことは何もしていないんです」と語る篠﨑さん。
しかし多品種の作物を平行して作るには、相応の技術が必要。特にないと言われる「おいしい野菜作りの秘訣」は自分の中に自然と蓄積されているようです。
野菜作りは土作りが命。良質な堆肥を使うことで元気な土作りから行っています。
「買って満足してもらえるものを作りたい」と、いよっこらの野菜栽培講習会にも参加され、新しい作物にも積極的に取り組まれています。
ご主人が定年を迎えてからは夫婦二人で農業を楽しんでおられるようです。
春まきの長ネギは、11月から1月にかけてが収穫期です。
篠﨑さんが栽培している長ネギは「ホワイトスター」という品種。見栄えするだけでなく味も良く、食感も良い品種です。やわらかい肉質で甘みもあるため、温かい料理にぴったりです。
鍋料理や天ぷら、薬味などにいかがでしょうか。
いよっこらの品揃えの裏に農業と真剣に向き合う、あたたかな笑顔がありました。